湿度80%以上、25℃前後の温度で繁殖しやすくなるカビ。その条件がそろうのが県内も迎えている梅雨の時期です。そこで、掃除のプロ・渡辺謙吾さんにカビの対策について聞きました。
中でも多くの人が頭を悩ませているのが風呂場。清掃製品の開発・製造を行う企業の調査では、梅雨の時期にカビが気になる場所として、約8割の人が風呂場を挙げています。
こちらの住宅のお風呂場でも結露で濡れやすい窓枠には黒いカビが…渡辺さんはこうしたカビの撃退にはどの家庭にもあるラップを使うのが有効だと話します。カビ取り用の漂白剤を吹きかけ、ブラシで伸ばしたあと…
【おそうじ革命 渡辺謙吾さん】
「薬剤が乾燥すると効果がなくなるので、常に薬剤が濡れた状態にしておくためラップをかけて保存する」
半分だけ漂白剤をつけ、ラップをかけて5分待つと綺麗にカビが落ちます。
しかし、油断は禁物です。
【おそうじ革命 渡辺謙吾さん】
「さらにやっていただきたいのが、カビ汚れ防止用のマスキングテープがあります。これを今、汚れを取った所に貼ると、カビ汚れ防止にもなりますし、テープを剥がすだけで簡単にお掃除できますのでとてもおすすめ」
防カビ用ではなく、一般的なマスキングテープでも代用できるということです。
【長谷川珠子アナウンサー】
「こうして黒カビを落としたり、防止したりしても、どうしてもカビの繁殖を繰り返してしまうという家庭も多い。そんな時は換気扇のフタを開けてみてください」
開けるとフタの裏にはカビ。プロペラにはホコリが…
【おそうじ革命 渡辺謙吾さん】
「換気しづらくなってお風呂の中が常に湿気っぽい状態になる。いつまで経ってもカビの胞子が飛んでしまうので、他のところが綺麗でもすぐにカビが生えてしまう原因になる」
カビの連鎖を断ち切るためにも換気扇のこまめな掃除が重要です。
【おそうじ革命 渡辺謙吾さん】
「やり方次第では時間の短縮になったりするので億劫にならずに工夫をしてお掃除を楽しんでほしい」
手軽で効果的な方法でしぶといカビを撃退し、残りの梅雨を乗り切りましょう。最終更新日:Thu, 29 Jun 2023 18:46:50 +0900